O2Magazine #001

http://glitter-style.jp/o2/number001.html

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o2_#1-GridFormat

通常の誌面製作と同様の手順と手法をふみ制作するWebマガジン

O2Magazineのデザインメンバーは全員グラフィックデザイナーです。 Webデザインと印刷物のデザインには大きな違いもありますが、互いに共通する部分、流用できる部分、混ぜるとおもしろい部分があると考えています。

「Webマガジン」と名のつくサイトも数あり、それぞれ様々なアプローチの表現をしています。O2Magazineでは、本格的な誌面デザインをちゃんとしたコードに載せたサイトにするというコンセプトの元制作しました。

誌面レイアウトフォーマット

Webでは「必ず表紙から観るとは限らない」。URLでスタートページを閲覧者が選べます。そして閲覧側にとってはそこがサイトのスタート地点になります。(トップページが閲覧者の感覚的位置付けで必ずしもトップページにはなりえない)

通常の誌面との違いとして前述のことがあるため、なるべくページごとの違いを見たいと考え、フォーマットは至極シンプルなグリッドにしました。特定のオブジェクトの位置さえ揃えればあとは各デザインメンバーの自由な表現で誌面を彩ってもらいました。 (結論としては少々バラツキが強くなりすぎてしまいましたが、ディレクションの舵取りの問題なので今後の教訓としていこうと思います)

Author's Comment

自分たちのつくりたいものをつくり、伝えたいこと気兼ねなく書き綴る、自由な表現の場

Webの普及率と利用率が非常に高まった今日、Webは一つの「媒体」として確立されました。Webの媒体としての特異性はやはり発信者の自由な裁量が許されていることだと私は考えます。
通常の製作ならば予算や売上、採算のことを考えて「売れるものでなければならない」など制約も多々あります。しかし、Webであればランニングコストがあまりかかりません。その為、採算を度外視したものもつくりやすいと個人的には考えています。

また、スポンサーを立てていれば別ですが発信者=製作者であるならばそれこそ自由な表現が可能になります。こうした環境であれば、誰かに書かされるような内容より、生きた言葉が綴られる。そう考えています。

新しい可能性を模索する

個人的に、現段階でもWebサイトはまだまだもっと進化できると考えています。Webに限らず、コンピューター上で動くあらゆるものはプログラムによって生まれ、動作します。ならばそのプログラムを理解すればするほどできうるであろうことへの理解も広がり、アイデアも膨らむでしょう。同時に、それを実現することもできるようになります。

自由であればこそ、様々なアプローチの実験も行いやすいと思います。グラフィックやレイアウトの表現もしかり、Webサイトの表現と活用しかり。もっとこんな使い方だってできるのではないだろうか?もっとできることがあるのではないだろうか?見落としているものがあるのではないだろうか?

こうした疑問を検証しながら、これからも新たなものを創造・表現していける場としてまた、クリエイターのもつ技術やアイデアの可能性を開拓していく場として活用していきたく考えています。