iMac Retina 5Kがやってきた。
どんな感じ?
まずは「とりあえず仕事に使える状態」にしたところですが、これからどんどん環境を整えていこうかなと考えています。
最初はデスクの広さの関係上、21インチのものにしようかと思っていたのですが、10月に『ついにiMacにもRetinaが!』ということで一気に気持ちが傾き、見に行ったところ27インチモデルにしかRetinaが無いことが分かり……ちょっと(笑)悩んだ末、行ってしまえと。
店頭で色々見たり触ったりとあれこれ使用感をチェックさせてもらっていましたが、やっぱり大画面のRetinaは「圧巻」の一言。
実際に使うとところどころで感動できたりします。
フォントが唸るほど美しい
以前はWindowsを使っていただけに、ただでさえ美しいフォントが入っている+綺麗に表示されるところに輪をかけて、高解像度ディスプレイならではの精密な「線」。3200倍ほどした時のアーチの美しさには惚れ惚れします…(は…?)
好きなフォントもデフォルトで入っていますし、それらのフォントをIllustrator上で眺めているだけでも幸せな気分になれます。←
フルHDでは解像度が足りない
このディスプレイの真価を見たければ、最低でも4K画質のものを表示させなければなりません。フルHDでは全画面表示にしようものなら5120pxもある解像度にまるで足りず、ボケボケの荒れたものになってしまいます。
しかし、4K以上のものを見ると……幸せな気分になれます。←
フリーズ知らずのストレスフリー
4Gのi7プロセッサに32Gのメモリ、Radeonの4G GPUを乗せたスペックには、「重い」アプリを複数起動させていようとそうそう処理落ちなんてありません。(※組み合わせによってはやっぱり処理落ちありますが…)
1ファイル数百Mにもなる非常に高解像度な画像処理や加工などもよくあります。以前の環境では100Mを超えたあたりから動作が恐ろしく重くなり、ちょっとした作業をするたびに数十分取られたりしていましたが…
昨日まで苦痛だった作業が嘘のようです。処理の完了まで何度も待たされたり、書き出すだけで10分近く待たされたりしたプロセスがサクサクと一瞬で処理されていく様は、むしろ「あれ?あれ??」と、こちらが焦ります。
…Photoshopが前より好きになりました。←
動画のエンコードも非常に早い。尺とあまり変わらないという驚異的なスピードでエンコードされます。(※普通のPCだと完成時の尺の数倍〜数十倍以上かかります)
でもって、早速…
こんなこともしてました。笑
ざーっと製作をしている途中で、「ローカル環境が無いじゃないか!」と気づいたもので、早速構築。
Vagrantを導入
以前はVirtual Boxでローカル環境を構築していましたが、せっかく新しい環境になったのだからと、「良い、良い」と方々で聞いていたVagrantを導入してみました。
信じられないほど簡単かつ、あっという間に開発に必要なすべてのものが揃っている環境が構築できてしまったではありませんか…
今やローカル環境はこれほど簡単に構築できてしまう時代になったのですね。。
しかも、Vagrantを使用すると、いちいちVMを起動させなくとも、ターミナルだけですべての処理を行えるのも良いところです。(まぁ、ターミナルに慣れ親しんでいる方は普通のVMでもターミナルだけで全部こと足らせるようになさるでしょうが…)非常に効率よく作業が進められるようにもなりました。
あんまり関係ないですが……
Yosemiteのターミナル、クールで惚れました。笑
しかし、Yosemiteeee!!
ここまではいいことずくめのお話でしたが、実はちょっと不満や嫌なところもちらほらあります。。
Dockがダメ
ビジュアル的なところもさることながら、「機能悪くなってない?」
複数のアプリをフォルダ状態でファンやグリッドで表示できるお馴染みの機能、YosemiteのDockではゴミ箱の横〜仕切りまでの間(※画像矢印箇所)にしか設置できなくなっています。手グセの関係上、左端側や途中の位置にも置きたいので、これは自分的には改悪。
kernel_taskとWindowServer
Yosemiteでは有名な話ですが、ウチにも起こりました。。(買ってすぐか…!)
- WindowServerが異様なくらいメモリを食うという状態
- kerrnel_taskの暴走。メモリを食い尽くす……
WindowServerに関しては1,2度、異様なくらいCPUとメモリを占有していて「おいおい…」となった程度でしたが、kerrnel_taskに関しては画像のように。。
110行あまりのエラーを吐き出して…苦笑
ちょっとした作業をしている際になんだか異様なくらい動作が重いな…?とアクティビティモニタを開いてみたら、「メモリ使用率99%」という信じられない数値が…!
chromeとsublimeText+FTPソフト、ターミナル+VMしか起動していないのに、なんだこれは!?と見るとkerrnel_taskが31Gほど使用中になっていました。。
再起動すると使用率は落ち着きましたが、スレッドは高い数値のままでエラーもまだ吐き出していました。。(※数日後収まりました)
アプリが…アプリが…!!
…ない。笑
「Yosemiteにまだ対応していない」ろいうアプリがまだまだ結構あります。「(MavericksまでのOSで)すでにインストールしたあったなら動く」といったアプリも結構あり、プリインストール版のYosemiteではインストール不可やダウンロードも不可になっていたりするものが多数。。
入れようと思っていたアプリの内、5,6個そんなのがあって萎えた。
開発者さまが対応させてくださることを願います……
5Kディスプレイ、なめてました。
「スクリーンショット」よく使う機能の一つだと思います。
僕もしょっちゅう使っていますが、5Kディスプレイだけあって、非常に綺麗に撮れます。「おー、さすがだね!」なんて思いながら、いつもの調子でほいほいと何枚も撮って、さぁSNSにアップロードしようとしましたら……
「ファイルサイズが大きすぎます」といって弾かれた。
…?
スクリーンショットがはじかれるって。。と思ってサイズを確認してみると・ ・ ・
ギャグですか…?笑
一枚24Mって。。。
それもそのはず、画面の物理的な大きさは27インチではありますが、ピクセル密度が高い為に5120×2880px(フルスクリーン時なら)になる訳です。Photoshopなどで確認すると解像度も144ある為、かなりファイルサイズが大きくなります。。苦笑
そんな訳で、「スクリーンショットをそのままアップロード」というのが難しく、いちいち解像度を下げたりリサイズする手間が生まれてしまいました。。
5K iMacにするならストレージ容量はそれなりにあったほうが良いのかもしれません。(あまり容量が無いとデータを外部に移さなければならない頻度が高くなるかもです。)
加えて言うと、Photoshopで画像を読み込んだりした際、やけに小さく感じます。(以前からRetinaを使っている方ならお分かりでしょうが)これまで通常解像度のディスプレイで作成した画像データは大抵「解像度72」で作成しているはずです。それもあって、画面上に表示されるサイズは以前の画面で見ていた4分の1のサイズになります。27インチディスプレイ上で、1000px程度の画像を開くと、異様なくらい小さく感じます…。
と、まぁこんな感じですが
色々不満が出るのも「ハマっている証拠」。総合的には非常に気に入っています!
PCを立ち上げるだけで気分が上がるというのはとてもいいものです。製作にもいいテンションで向かえますし、製作中もストレスなく反応してくれるようになったので快適に進めていけます。
この新しい相棒で、昨年まで以上にバリバリ製作していきます!
これからさらに色々自分好みにカスタマイズしていって、最高の環境にしていこうと計画しています…笑
お・ま・け
最後に一点、前のPCの武勇伝(笑)を…
笑ってしまう話ですが、OSがあまりに古すぎてAdobe CCを導入できない(!?)という環境で(※CS6までしかインストールできない) しかも、CC版だとCS6すら全部入れられないというクールさには舌を巻くしかありません。
ご覧下さい、冗談ではなく、これでインストール可能な「すべて」!
AEは?Premiereは??までならまだしも、
なんとAcrobatすらインストールできません!
買い替えを決意した瞬間でした。笑
新しいものがすべて良い訳ではありませんが、やっぱり最新版のものであればこその良さというものも多分にありますね。
付き物の不具合などもありますが、それも込みで味でもあるかな、と。個人的には5K iMac、すごくいいと感じています。
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